自己を癒す道
IV
物質の世界しか見えない状態で生きている間は、箱の中にいるようなものです。
暗い窓から物を見ているようなものです。
このため疲れもするし、また救いや心の安らぎが欲しくなります。
それで、皆さんは大地の限界を越えたくなり、霊界をのぞいてみたくなるわけです。
霊界は遠くにあるわけじゃありません。
そこが貴方の故郷、貴方が肉体に宿るために出て来た家です。
我らはその霊界から、許しを受けて皆さんのもとへ来ています。皆さんの気力を高め、心に安心を、肉体に活力を与えるエネルギーを皆さんにお届けするためです。
しかし、我らが皆さんにエネルギーを持って来る、それだけでは駄目です。
皆さんの方で真実の生命を理解し実現しようと努力してくれなければ。皆さんは目に見えない生命や、見えない力を信じておいでだ。
この力こそ痛みを癒し、苦痛をやわらげ、不調和も悩みも治してくれます。
しかし、これには通り道が必要なのです。
皆さんの方で、この聖なる治癒力が入っていけるように、肉体も心も魂も準備して貰わねばならないのです。
人によっては、自分が霊であるという根本真理も理解しないで、ただ治して貰いたいという人が沢山います。
本人の魂の協同がなければ、肉体の根治はありえない、これが神法です。
病気を治したければ、まず自分の務めを果たさねばなりません。
病気とは魂が教訓を学ぶためにあるのです。
このことをまず知ることです。
何のために病気や不幸があるのか、この目的をわきまえることが本人の努めです。ですから、よく心にとめて頂きたい。本人のカルマ(宿業)はそれが何であろうと、本来善です。
神法が仕組んだ本人の霊的進化のためのチャンスです。病気はどんな病気でも、原因は一つです。これを癒す力は同じものです。
神はいろいろの方法で奇跡を行い給う。
いろいろの道を通って病気を癒し、生命を回復し、目を開き、人格を啓発し、ついには人の魂に神の栄光を顕し給う。
最近私の働く介護施設のさくさんが亡くなった。私が第一発見者で、ショックだったけれど
さくさんは亡くなったのですよと心の中で伝えた。
夜、霊媒体質の友人にそのことを話すと、さくさんのイメージと性格もピッタリで、大丈夫、分かってくれてるって、私の背中をさすってくれていたようで
いつもたくさん話をして楽しかったので、寂しいけれど、死んだことを分かってもらえて良かった。
しばらくはまだあちこちウロウロしていると思う。
さくさんありがとう。